出血性胃潰瘍止血

立ちくらみ、冷汗で来院された。ピロリ除菌後10年以上の経過の方。

緊急内視鏡を施行し、体下部後壁の露出血管(Dieulafoy潰瘍)がらの噴出性出血を確認し

クリップにて止血し近くの病院へ搬送し入院となった。

通常はピロリ除菌後に胃潰瘍はできない。

後日、出血性潰瘍の原因は早期胃癌(癌性潰瘍)と判明し、ESD(胃粘膜下層剥離術)にて完治した。